「見ての通りベテランです」 はじめてご挨拶をさせていただく際そう言って名刺をお渡しします。 すると「確かに・・・」「なるほど・・・」「そうね・・・」   是非、いろいろなお話をお聴かせください。  不動産工房うらわ


第13回 不動産よろず話

火災のあった土地売却・火災後の土地取引についてご注意ください。

過去に火災後の土地売却を致しましたが、地中にガラ(廃材)が埋められていました。

過去に2回、火災のあった土地売却をいたしましたが、
2回とも地中埋設物が問題となりました。

但し、全く違うのが、

1回目のお取引の売主様は、その事実を知らず
2回目のお取引の売主様は、ある事実を隠されていました。




1回目のお客様の内容
売却理由:相続
土地の履歴:駅5分の駐車場広さ約200坪
土地を兄妹で相続された売主様です。
お爺さんの代に火災となり、長年駐車場として利用中。
買主様は、分譲会社(法人)で過去に火災があった旨をお伝えして契約締結
しかし、その後の測量の際、近隣から「昔火災で取り壊した廃材を地中に埋めていた…」との情報が入りました。
早速、売主様(兄妹)へ確認すると【ビックリ】され、ご存じない様子。
売却の土地は、お住まいのところから離れており、長年駐車場だった土地をそのまま相続されたため、〝寝耳に水″のご様子でした。

結果
土地200坪を一定間隔にスケルトンバケット(ブルトーザーに細かい目のザルを装着)で、地山が出るまで掘りガラ(廃材)を撤去。
その作業を全て写真に残しました。
※地山:盛土などを行わない自然のままの地盤

すると、
近隣情報が正しく、一部からまとまってガラが出てきました。
作業の費用については、売主様に全てご負担をいただき、土地をお引渡しする事ができました。




2回目のお客様
売却理由:債権者からの依頼
土地の履歴:1年程前に漏電から出火、お隣にも火が移り本地を含む計2棟が全焼。
債務返済のため債権者からの売却相談でした。
ご所有者様ともお会いし、解体後のガラ(廃材)処理は知合いの解体屋に依頼、敷地外に全て撤去した旨を確認後売却依頼を受けました。
その後、他業者のお客様が土地を気に入り、火事のあった土地を承知の上ご契約いただきました。
ただし、その後の測量の際、近隣から「良くこんな土地買ったね、ガラ(廃材)を全部埋めてたよ」と、悲しい情報が入りました。

売主へ確認するも「知らない!解体業者に騙された!」
解体業者へ確認すると「売主の指示でやった!」

後日、売主様・解体業者に現地に来ていただき真相の究明をしたのですが、残念ながら、売主様の指示があったようです。
債権者には事情を話し、債務返済金額からガラ撤去費用を差引き、解体業者にガラ(廃材)を全て撤去後お引渡しを致しました。
皮肉ですが、1回目の時とは違い、埋めた本人が撤去をするのですから埋めた場所は的確でした…



火災のあった土地取引の場合は、
近隣の住人から出火を出した方へ遺恨が残っている場合がございます。
(坊主憎けりゃ袈裟まで憎い)

土地取引をされる際には、告知義務がございます。
その為、知り得る情報(知っている情報)については、全てお伝えください。
購入される方には、火事のあった土地を総合的に考慮して購入を検討される方もいらっしゃいます。



最後まで読んでくださりありがとうございます。
私の取引経験が、何かのお役に立てればと思い書きました。




写真は、
畑で見かけてた、変わり果てた「大根」です。
そのまま、放っておくと、こんな風になってしまうのか?

と思って写真にとりましたが、大根の種を取る為のようです…
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